家の中の物を減らしてスッキリさせたいと思っていても、どこから手をつけていいか、何から始めていいかわからないという方は多いのではないでしょうか。私が実際に家の中の物を半分以上減らして、快適に過ごせるようになった方法を全て公開します。
モノがたくさんあるから豊かである、とは限らないと思うようになりました。
モノが沢山あった時はモノそのものに価値を見出していたのではなく、買うことでストレスを発散していたのです。もちろん、その当時は気に入ったものを買っていましたが、その購入した数々のものは、ほとんど使うことなく押入れやケースの中で眠っていました。整理を始めた時、購入したことを忘れていたものが沢山でてきました。モノがたくさんあるのに、全く満たされていなかったのです。
物を減らす方法
早くスッキリしたいから業者の方に頼む、ゴミの日に捨てる、譲る、リサイクルセンターに持ち込む、などモノを減らす方法は様々あります。処分方法は人それぞれです。私の整理整頓の方法は使えるものは、なるべく捨てずにモノを減らす。これがこの先も変わらず貫いていきたいと思っている事です。
分別
おおまかな分別の方法を以下にまとめました。
一番最初に目に見えて減らせるものは、衣類系だと思います。まずは、これから迎える季節の衣類を全部部屋に出します。現在秋で、これから冬を迎えるのであれば冬ものの衣類を全てです。なぜかと言うと、売却したいものが出た時にこれからの季節を迎えるものは買取価格や販売価格が高くなるからです。家族の分はあとにして、まずは自分のものから始めましょう。
残す・考え中・手放すの3つの山に分けます。手放すものは後から売るのか、リサイクルに出すのかなどを選別するのでまとめておきます。
1枚1枚手にとってみて着心地はどうか、丈やサイズに不満はないか、好みは変わっていないか、などを確かめて先程の3つの山にわけていきます。私の場合は、服に少しでも気になる点があったものはほとんど着ていなかったです。デザインは気に入っているけれど、丈が少し短い等が例に挙げられます。ほとんど着ていないのであれば、状態も悪くないと思うので綺麗なうちに手放して自分の満足するものを購入した方がいいと思います。衣類が終わったら、靴下や下着も同じように3つの山に分けます。
次に、残すに選別したものは普段収納している所に入れます。考え中は別の箱か袋にいれます。考え中のものと分かるように外側に記載しておいてくださいね。1ヶ月後くらいに再度考え中の箱を開けて、分別します。次に手放すの分類は、少しでも多くお金にしたい場合はフリマアプリやオークション、手っ取り早く片付けたい&少しお金にしたい方はリユースショップで買取してもらう、面倒なことはなるべくしたくない場合はリサイクルに出す&捨てる、という方法があります。これはその人によって考え方や片付けにかけられる時間が異なるので、自分に合った方法で行ってみて下さい。
処分方法
私はなるべく売却したかったので、状態のいい品をフリマアプリ&オークションに出してから、売れ残ったものをリユースショップでまとめて宅配買取に出しました。状態の良くないものはリサイクルに、リサイクルに出せない布類はウエスとして使っています。
フリマアプリ&オークションで売る
私が販売するために利用したサービスはメルカリとヤフーオークションです。実際に商品を見ることができないので、写真が上手に撮れているかどうかがとても重要になります。
商品説明は自分が買う側で知りたいと思う事は、
リユースショップで買取してもらう
本はブックオフで買取してもらい、メルカリで売れなかった衣類や雑貨などはセカンドストリートの宅配買取を利用しました。
宅配買取は売りたいものをダンボールに詰めて、そのダンボールは集荷に来てくれるので、とても楽です。買取査定は後日メールで来ます。
リサイクルに出す
私が利用したリサイクルのお店の一覧です。カテゴリ別に回収をしているお店に持っていきます。
衣類→H&M(ブランド関係なく布製品なら下着やバッグ以外なら何でもOK、破れた靴下も可)、ワコール(ブランド関係なくブラジャーのみ回収可)、オンワード・ユニクロ・GU・無印良品(自社製品のみ)、
眼鏡→JINS
靴→靴流通センター、イオン
回収期間や回収対象商品が自社製品のみ、など決められているお店もあるので公式サイトもしくは、店員さんに確認して下さい。
紙類はデジタル化
大量の紙類はスキャンスナップ&裁断機を使用して紙類をデジタル化し、減らしました。
紙類は紙でとっておきたい書類とそうでない書類などを吟味しなければならないので、急がず少しづつ行いました。
スキャンスナップと裁断機は早く購入すればよかったと思える品です。
収納家具、収納ケース系は最小限にする
収納家具、収納ケースを最小限にすることは重要ポイントです。分類分けする収納ケース等は必要ですが多すぎる、かご・缶・収納ボックス・収納ケースは見直した方がいいです。なぜならモノをぽいぽい気軽に入れられてしまいます。とりあえずこの中にいれておこう、が積み重なるのです。その積み重ねがモノを増やす原因でもあると思います。
私はモノが減ってきて、収納系も同時に減らしました。ありがたいことに全てメルカリで売れました。収納家具で欲しいサイズが無い場合は簡単なDIYをしました。
●漫画本をほぼ売ったことで不要になった本棚
●1×4、2×4を使いDIYで棚を作り不要になったTVラック
●付属の収納スペースの扉をとってオープンにし、電子レンジやコーヒーメーカーを置いていた3段アルミラック
●各部屋のモノが減ったことで不要になった3段アルミラック3つとワゴン
●元々の下駄箱以外に置くタイプの下駄箱があったが、靴を減らしたことによって不要になった下駄箱
●1×4、2×4でDIYで作成し、不要になった食器棚
物を減らした結果
モノが多い方が何かと便利、という思い込みがあったのですが、モノが減っても全く困らず、どこに何があるのかが分かるようになりました。探す手間も省け、部屋も広くなりスッキリして、頭の中もスッキリしたような気がします。
そして今回整理整頓をして一番変わった事はモノを買う時に慎重になりました。これは本当に必要か?と考えるようになり、安いからと言って安易にモノを買わなくなりました。モノを処分することがどれほど大変か、身にしみて感じたからです。時間も労力もかかります。大物家具や収納家具は、食器棚以外は自分で解体・梱包したため本当に大変でした。
今は癒やしの熱帯魚のコーナーとぬいぐるみを置くコーナーの場所が確保できて、帰ってきたくなる部屋、居心地がいい部屋になりました。ゆっくり紅茶を飲む時間が至福の時です。
おわりに
これで終わりではなく、整理整頓はこれからも続きます。環境の変化や価値観が変わると必要なもの・不必要なものが変わってきます。定期的に見直せば、それほど時間もかからないと思います。どこまでモノを減らせるか、といったことではないので楽しみながらシンプル生活を送ることができるといいですね。